炭酸ガスレーザーで鼻粘膜表面のアレルギー反応の起こりやすい部分を焼灼・変性させます。アレルギー反応を抑制し、粘膜を縮小させることで、鼻水や鼻づまりの改善が期待できます。
特にお勧めする方
- 薬の効きにくい方
- 受験生や運転する仕事に従事しているなど、眠気を避けたい方
- 妊活中で内服薬を避けたい方
手術の流れ
術前
手術前に診察を行い、レーザー手術が可能かどうかを確認します。
手術当日
スプレーで鼻の中を処置し、鼻の中に局所麻酔薬を浸したガーゼを挿入し局所麻酔を行います。(20~30分)
麻酔後、内視鏡を使用してモニターで確認しながら、下甲介(鼻の中の最も大きな部分を占める鼻粘膜)表面を炭酸ガスレーザーで焼灼します。(5~10分)
術後
- 手術当日は、飲酒や運動は避け、入浴は軽いシャワー程度にしてください
- 1週間程度は鼻の中にかさぶたが付いて粘膜が腫れた後、鼻の症状が改善していきます。
- 創部の処置目的に数回の外来受診が必要となります。
合併症
出血、疼痛、感染が起こる可能性がありますが、一般的に非常に安全な手術です。ごくまれに、癒着(別の場所の鼻粘膜がついて鼻づまりの原因になること)が発生する場合があります。
有効率
50~90%で症状が改善することが報告されています。
費用
手術は保険適用で、3割負担の場合で約9,000円です。